「ポール・スチュアート」旗艦店が33年間で初めての改装オープン
三陽商会は、東京・表参道のポール・スチュアート 青山店を3月8日にリニューアルオープンする。1981年に開業以来、旗艦店として同ブランドのランドマーク的存在として営業してきたが、「表参道に相応しい旗艦店として伝統と革新を目指したショップにしたい」ということから33年間で初めての改装をするに至った。
エントランス右手には、同ブランドが象徴的な存在と位置付けるブランド「フィニアス・コール」を配し、カードケースや財布などの革小物や、アクセサリー、レディースアイテムを充実。次世代の客層にも訴求していきたい考えだ。2階にはスーツやドレスシャツ、シューズなどがラインナップ。スーツを細部に渡って補正する「メイド トゥ メジャー」や、ビスポークによるオーダーシステムを同ブランドで初めて採用するなど、既存のファンを納得させるサービスを設けた。また、象徴的な石垣の外観はそのままに、店内は螺旋階段を設置したことで、奥まで見渡せる開放的な空間に変わった。
売り場面積は2フロア合計で。メンズ商品の4割、レディース商品の7割が同店の限定アイテムとなる。三陽商会の小出大二郎ポール・スチュアート事業部長は「次の世代を意識した顧客開拓をすることが重要であり旗艦店はそのベースモデルとしていきたい。売り上げは改装前と比べ1.5倍程度を見込んでいきたい」とコメントした。